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コバッチ
現役電気工事士/電気施工管理技士
- 電気工事士歴10年以上
- 独学で取得した資格15個
- 年間売上高1億円以上の施工実績
- 売上1億円以上を5年以上継続
- 官公庁・民間など500件以上の工事を経験
現役電気工事士/電気施工管理技士
「お家の白熱電球が切れた」
「この際LED電球に変えたい」
「でもLED電球の選び方がわからない」
そんなお悩みに現役の電気工事士の筆者がわかりやすく『気を付けたい5つポイント』として解説していきます。
運営者プロフィール・Twitter(@cobacchi_blog)
古くはお家の電球には「白熱電球」が使用されていました、そこから明るさ・長寿命が改良された「蛍光ランプ」が開発され、さらに時が進み現在蛍光ランプと比べ3倍近くの長寿命の「LED電球」が開発されました。
具体的に見ていきます 。
電球名 | LED電球 | 蛍光ランプ | 白熱電球 |
電気代 ‘(1日あたり) | 約2円 | 約3円 | 約12円 |
寿命 | 40,000時間 | 6,000~ 10,000時間 | 1,000時間 |
価格 | 約2,000円 | 約1,000円 | 約200円 |
光の色 | 昼光色 昼白色 電球色 | 昼光色 昼白色 電球色 | 電球色 |
LED電球を10年以上使う場合、電気代+購入価格を比べると白熱電球とは「約5倍」となり蛍光ランプとは「約1.5倍」の差になります。
電気代が安くて長寿命だから頻繁に交換をしなくていいのか!
LED電球と蛍光ランプではそこまで差がないから蛍光ランプでよいと思った方もいるかもしれません。
蛍光灯・ランプが使用している水銀という成分が2020年以降「人体に与える悪影響」の観点から日本では『有害廃棄物』としての管理を求められるようになりました。
人体に与える悪影響は、蛍光ランプが破損した際に発生する粉末を吸い込む場合のみ、通常使用する分には影響はありません。
そこで各メーカーは蛍光灯・ランプなどの製造を中止する流れになっており、今後LED電球の普及がさらに加速されます。
これからの時代LED電球の普及は当たり前になっていきます
電球には『口金サイズ』があります。照明器具に差し込むためのネジ部分になり、この部分が合わないと電球は使用できません。
サイズは『E26』『E17』『E12』『E11』があり、口金の直径を表しています。
ほとんどのご家庭で使用する電球の口金サイズは『E17』『E26』になります。
電球にサイズが書いてますね。
書いていない場合には口金を定規、メジャーで測定するとサイズがわかります。
口金サイズが合っていても、電球の上部分が合わない場合あるので、上部分の本体サイズも一緒に確認しましょう。
次に確認したいのは『色温度』=電球の色になります。色温度にはK(ケルビン)という単位が使われます。
3000K=電球色(オレンジ色)
3000K=温白色(オレンジと白の中間)
4000K=白色
5000K=昼白色(少し青みかかった色)
6000K=昼光色(より青みがかった色)
ご家庭での電球は主に『電球色』『昼白色』のこの2種類を使用します。
引用 株式会社ミナレット
色の違いってなにか意味があるんですか?
電球色はリラックスしたい場所『寝室』昼白色はよりはっきりものを見たい『キッチン』『洗面台』『リビング』昼光色がもっともと明るく『書斎』『デスク』におすすめだよ
使用する場所の一例
使用する場所に合わせて色温度を選びましょう
次に確認したいのが『電球の大きさ』です。
『電球の大きさ』=電球の明るさの大小のことを指します。
昔は40形=消費電力40Wの意味でしたがLED電球では消費電力異なりますがわかり易くするために昔の表記を使用しています。
よく家電量販店で見かけるやつですよね?
大きさは使用する場所によって使い分けます
40型
そこまで明るさを求めない場所に最適『トイレ』『押し入れ』
60型
一定以上の明るさが必要な場所に最適『玄関』『リビング』『廊下』
100型
広い範囲を明るくする必要がある場所『大きいリビング』『吹き抜け天井』
照明器具の方に注目!!
『40W100V』と表記がある場合には60形や100形を使用すると適合せず点灯または電球の故障の原因になるので注意しましょう。
次の確認事項は『電球の形状』になります。
『電球の形状』=光の広がり方のことです。
形状も使用する場所によって使い分けます
電球の形状 | 下方向タイプ | 広配光タイプ | 全方向タイプ |
光の広がり方 | 約140° | 約180° | 約260° |
特徴 | 手元、足元に 局所に集中して 明るくする | 広範囲を明るく 照らすことが可能 | 万能型 様々な場所に 使用可能 |
おすすめ 設置場所 | 廊下・トイレ | ダイニング・玄関 | リビング その他全般 |
「下方向タイプ」
明るくする方向を狭めることで明るくしたい局所部分を集中的に明るくします。
「広配光タイプ」
下方向と比べ広範囲に明るくすることが可能で、ある一定の大きさの空間の明るさが必要な場所「玄関」「ダイニング」などに使用することが多いです。
「全方向タイプ」
全方向はほぼすべての方向に光を当てることで光を万遍なく明るくすることが可能で、全体的に大きい空間の場所「リビング」「ダイニング」に使用すること多いです。
お風呂や屋外など使用するLED電球は専用の電球『密閉型器具』を使用しましょう。
『密閉型器具』とはランプが水や雨に濡れないように照明器具のカバーでおおわれて密閉、それに近い器具を指します。
対応していないLED電球を使用するとLED電球の温度が上昇し短寿命の原因になることがあります。
商品の詳細部分に書いているので忘れずに確認しましょう!
密閉器具の一例
具体的に見ていきます 。
LED電球を購入するメーカーについては『パナソニック』『東芝ライテック』『アイリスオーヤマ』この3社をおすすめします。
最後に使用場所に合わせたLED照明器具を紹介します。
『トイレ』『廊下』
『リビング』『キッチン』
『ダイニング』『広めのリビング』
『お風呂』『屋外』
『ダイニング』『広めのリビング』
『お風呂』『屋外』
『トイレ』『廊下』
『リビング』『キッチン』
『トイレ』『廊下』
『リビング』『キッチン』
『ダイニング』『広めのリビング』
『お風呂』『屋外』
『ダイニング』『広めのリビング』
『お風呂』『屋外』
『トイレ』『廊下』
『リビング』『キッチン』
『トイレ』『廊下』
『リビング』『キッチン』
『ダイニング』『広めのリビング』
『お風呂』『屋外』
『ダイニング』『広めのリビング』
『お風呂』『屋外』
ここまでの説明でやっぱりよくわからない方もいらっしゃると思います。そういうときの必殺技があります!!
『切れた電球を持って家電量販店へGO』
わからないものはわからない、ならプロに聞くのが一番早い!!
家電量販店へいき元気よく、朗らかに
この切れた電球の代わりになるLED電球バージョンのおすすめをくださーーーーい!!
と言いましょう。
安心して希望のLED電球が手に入ります。
切れた電球を取り換えるだけでなく、機能を持った電球もご紹介します。
玄関、トイレ、階段など1日頻繁に電気のON・OFFを繰り返す場所では、節電にも役立つセンサー付LED電球がおすすめ。
『LED電球』と『節電』の一石二鳥のあわせもったLED電球になります。
調光機能付きLED電球とは光の明るさを0%~100%までの調整が可能なLED電球になります。
注意点としては調光機能付きLED電球は『調光機能付きの照明器具』『調光機能付きのスイッチ』がないと設置することが出来ません。
調光機能付きの照明が欲しい場合は専門の電気工事店に依頼しましょう。
【電気工事をどこに頼む?】の記事でより詳しく説明しています。
現在調光機能付きの蛍光ランプからLED電球を交換する場合は『調光機能付きのLED電球』を購入するようにしましょう。それ以外のLED電球を選ぶとLED電球の寿命が短くなったり、故障の原因に。
『パナソニック』
『東芝ライテック』
『アイリスオーヤマ』
LED電球をネットや家電量販店などでお買い物に行く前に一度この記事に目を通していただくとLED電球のお買い物に失敗しないようになります。
これからはLED電球の普及がさらに進んでいきます、今後に電球が切れたときにLED電球を交換するときに役立てると嬉しく思います。
ではお買い物に行ってきます
お家の電気工事を解決する「エレマップ」ではその他にもこんな電気工事で困った記事を書いています。
コバッチ