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著者
コバッチ
現役電気工事士/電気施工管理技士
- 電気工事士歴10年以上
- 独学で取得した資格15個
- 年間売上高1億円以上の施工実績
- 売上1億円以上を5年以上継続
- 官公庁・民間など500件以上の工事を経験
現役電気工事士/電気施工管理技士
みなさまはあまり馴染みがない
電気工事会社は
どうやって稼いでいる記事に
なります。
今後、電気工事会社に勤める人には参考に
そうでない方は、雑学程度に
見ていただければと思います。
では早速、主な収益の柱は
こちらになります。
①公共工事の入札物件
②建設業者の下請工事
③お客様との直接取引工事
みなさま(私も含め)の税金によって、
交通インフラ、学校、市営住宅、
水道事業、などの老朽化に伴う
補修工事、新築工事、修繕工事
増設工事などが
毎年各地方自治体により、
予算があてがわれ
公平を期すために、
業者間による入札を行い
最低落札金額で業者が
決定しています。
公共工事の入札案件は、
参加資格は実績、会社の所在地によっては
参加できないこともありますが、
基本的にはどの工事会社でも
参加できるものになっています。
①公共工事の入札案件の
メリットは支払いが確実に
行われるということです。
②現金払いがほとんどで
あるということ
複数の企業による入札なので、絶対に落札できる倭kでなく、運によるところもある。
意外と民間工事では、
工事金額を決めないまま、
工事を行い、終わった後に
安い値段になってしまうことも
少なからずあります。
また現金一括払いにすることは少なく、
工事金額が高い場合には、
手形払いがあります。
手形払い(約束手形)とは、
簡単に説明すると
「期限内にはきちんと払うよ」
約束した書面になります。
約束手形(支払い期日2か月)であれば
4月に工事が完了し、請求を出したとしても
4月にすぐに支払われず、
2か月後に支払いが完了する
といった形で、すぐに現金化されないのが
デメリットになります。
なので電気工事会社は、
公共工事の入札案件というものを
主軸におく会社もあります。
税金はそういった雇用を
守るために使われること
もあるんだよ
建物を建てるには必ず必要なのは、
大まかにわけると
建設業者、電気業者、
設備業者、ガス業者
になります。
建物を建てる工事の大部分に
占めるのが建設業者であり、
お客様から工事を
依頼をうけるのも
建設業者になるのが
ほとんどになります。
なので、
建設業者は使いやすい、
費用が安く収まる
電気業者、設備業者、
ガス業者と業務提携することが
多いのです。
①業務提携を長年しているの
会社であれば、優先的に
仕事を与えてもらえる
②取引している建設業者の
売り上げが上がれば、
電気工事会社も必然と
売り上げは上がる
①業務提携を長くしている会社であれば嫌な仕事でも受けなければいけない②建設業者の業績が悪ければ煽りを受ける③工事金額を安く値切られることがある
必ず1つは取引している
建設業者はいるはずだよ
お客様から直接要望があった
工事を引き受ける工事になります。
直接取引に至るまでには、
工事実績や営業などの企業努力があって
身を結ぶものになります。
先ほどご紹介した2つとは違い、
工事を行う際に
関わる人がお客様だけなので、
多数の人と調整や打合せが
不要になることは大きいです。
①自分たちが提案したもの、
予定を承認、
了解してもらえる
②信頼関係があるので、
仕事が捗りやすい
③お互いが納得した
工事金額になりやすい
①お客様の都合による無茶な要求がまれにある②信頼関係を保つ企業努力を怠れない
お客様との直接取引があるとないとでは
大きく違うよ
ご紹介した3つの
収益の柱については、
どれか1つだけが
突出していればいい
というわけでなく、
3つのバランスが
ちょうど均等になるのが
良いといえます。
なぜならそれぞれに
一長一短がありますので、
1つの柱がくずれても
他2つの柱で業績が
保てるからになります。