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コバッチ
現役電気工事士/電気施工管理技士
- 電気工事士歴10年以上
- 独学で取得した資格15個
- 年間売上高1億円以上の施工実績
- 売上1億円以上を5年以上継続
- 官公庁・民間など500件以上の工事を経験
現役電気工事士/電気施工管理技士
ネットにつなぐ方法を光回線にしようと決めたあなたに知ってほしいことが、お家で光回線にするために必要な「光回線の工事はどんなことをするのか」
お家のネット環境を光回線にするのには、かならず「光回線にする工事」が必要になります。
光回線にするための工事は特に難しいことはありませんが、工事の流れと注意点を知ることで、光回線を導入までの不安がなくなりストレスない快適なインターネット環境を手に入れましょう。
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インターネットを光回線で利用する場合には、光回線のメリットである大容量通信データの高速通信が可能になる光ファイバーケーブルをお家まで配線する工事が必要になります。
光回線工事の流れは以下の通りです。
「光回線の工事にかかる時間は早くて半日程度」で完了し、1日以上かかることはあまりありません。
光回線の一番の悩みは工事は半日~1日で完了するのですが、実際に光回線工事をしてもらうまでの「順番待ち時間」がかかります。
光回線を工事するにはWifiなどの無線とは違い、お家までの配線工事が必要となるので全国すべての人にすぐに対応はできず、いわゆる順番待ちが発生し場合によって1か月~2か月程度かかります。
工事は1日で完了するけど、光回線工事を待っている順番待ちがあるのを覚えておこう。
作業内容をそれぞれ詳しく解説
STEP1「光ファイバーケーブルの引込配線」
お家の外にある電柱にある「光ファイバーケーブルをあなたのお家まで配線する工事」になります。
基本的に戸建住宅は、電気ケーブルと同じように外からお家に取り込めるように「TV・電話用の引込点」をあらかじおり、配線をするために新たなに壁に穴をあける必要などはありません。
TV・電話用の引込点がない場合にはエアコンのダクトから配線します、お家に取り込むための穴がない場合のみ、新たに穴をあけるがあります。
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STEP2「光回線とONUの接続」
光ファイバーケーブルがお家まで配線完了後、お家で利用できるように「光フィバーケーブルとONU(光回線終端装置)を接続する工事」があります。
ONU(光回線終端装置)とは「光信号」と「デジタル信号」を相互に変換する役割をもつ機器で、ONUを利用することでパソコンやスマホに無線で光ファイバーケーブルを利用した通信になります。
STEP3「ONUとWifiルーターの接続」
ONU(光回線終端装置)を置いただけでは、まだインターネットを利用することができません。
ONUを設置したあと、お家の中でインターネットを利用するパソコンやスマホに通信ができるように「Wifiを設置する工事」があります。
Wifiを利用することでLANケーブルなどの配線工事が不要になり、100m程度の範囲で無線通信ができ、お家のどこからでスマホ・PC・ゲームなどのネット回線が「光回線」になって使うことができます。
ONUとWifiが一緒になった一体型ONUがある場合にはWifiは不要になります。
STEP4「Wifiルーターと通信機器の接続」
最後にPCやスマホ、ゲームなど「ネットを利用する機器をWifiに接続する設定」が必要になります。
光回線工事の中には、Wifiとの接続はお客様でお願いしますという形がありますが、サポートセンターがあるので電話やチャットなどで丁寧に接続方法を説明してくれます。
光回線工事の流れは以上です。
光回線を申込んでから実際に使えるまでの時間は、契約する光回線業者によってバラバラですが「目安は申込から1か月~2か月」と時間がかかります。
光回線の工事が完了するまでインターネットが使えない空白の時期があります。
ネットにつなぐ方法として今使っているポケットWifiの解約やスマホ通信の変更をしないようにしましょう。
光回線工事に必要な「光ファイバーケーブル」「ONU」「Wifi」は光回線工事業者が用意します。
光回線工事をするにあたって、ご自身で用意するものが実際にネットを使う「PC」「スマホ」「ゲーム機器」が光回線工事が完了したときに、ネットを利用できるかを確認するために用意が必要です。
光回線事業者が光回線を工事するのに工事費用がかかることがあります。
費用の目安は「16,500円~45,000円」となり戸建住宅なのかマンションなのか、大がかりの工事が必要なのか元々お家の中に光ファイバーケーブルが配線されているのかとで工事の費用が異なります。
光回線事業者 | 戸建住宅 | マンション等 |
ドコモ光 | 19,800円 | 16,500円 |
NURO光 | 44,000円 | 33,000円 |
auひかり | 41,250円 | 44,000円 |
一見工事費用が高くてやめておこうと思った人にはキャンペーンで「工事費用が実質無料」にしている光回線事業者を利用することで初期費用が0円で光回線を導入することができます。
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これから具体的に戸建住宅と少し工事方法が違うマンションの光回線工事を説明します。
先ほど光回線工事の4STEPは主に戸建住宅(一軒家)を想定しており、マンション・集合住宅・アパートの場合には少し工事方法が異なります。
どんな違いがありますか?
光回線工事ができない場合があるのが大きな違い
マンションなどで光回線にしたい場合は、光回線にしたい要望を「大家さんや管理会社に相談する」必要があります。
マンションなどで光回線を利用しない人にも工事の影響が出るために、反対する人や退去時の光回線を撤去する手続きなどトラブルが考えられ、光回線自体を導入できない場合があるのが大きな違い。
元々マンションに光回線の配線が完了している場合もあり、お家の中に光コンセントがある場合には光回線を利用することができます。
光コンセントの特徴としては、挿し口は電話やLANの挿し口に似ており、必ず光コンセントだとわかるように「光」という表示がされているのが目印。
光コンセントがある場合には、光回線の回線業者「NTTフレッツ光回線」「NURO光回線」「au光回線」いずれかの光回線業者と契約するだけで、光回線を利用することができます。
光回線業者は主に3社あり、どの光回線業者の光ファイバーケーブルを利用できるかで光回線業者が決まってきます。
光コンセントを探したけど、あるかわからない人は大家さんや管理会社に問い合わせてみよう。
大家さんや管理会社の許可が取れた場合には、ほぼ同じ光回線工事の手順で進めていきます。
少し異なる点としては万が一、光回線を申込した人以外の他の人も光回線を利用したい人がいた場合に対応するためにONUの代わりになる集合型回線終端装置をマンションの共有スペースに設置します。
その他に利用するマンションの部屋まで光ファイバーケーブルが配線できない場合があるので、途中からLANケーブルまたは電話配線を利用する形になる場合もあります。
引用イッツコム
光ファイバーケーブルが利用するマンションの部屋まで行くのが一番理想的ですが、配線工事が難しい場合などは利用する部屋にあらかじめ配線しているLANケーブルや電話線を利用するので通信速度に差があるので注意が必要です。
配線種類 | 通信速度 |
光ファイバーケーブル | 1Gbps |
LANケーブル(Cat5) | 100Mbps |
電話線 | 10Mbps |
光回線工事の流れがわかったところで、ここからは光回線工事の注意点をご紹介していきます。
注意点としては光回線でよくあるトラブルを中心に5つのポイントをまとめています。
具体的に見ていきましょう。
光ファイバーケーブルをお家の中に配線する必要があるので、工事に立ち合って配線工事などをしてもらう必要があります。
留守中に工事をしてもらうことは金品など盗難や大事なお家や部屋においているものが破損などのトラブルのもとになるので避けましょう。
工事は半日~1日程度で完了し、特に工事の立会のときに何かをする必要はありませんが、インターネットを使用するスマホなどあらかじめ用意し、光回線工事が完了したときにすぐに使えるように設定するとスムーズに光回線に切り替えられます。
例外としてお家に「光コンセント」がある場合には工事の立会が必要なく、光回線の申込だけで済む場合があります。
光回線の申込が集中する「引っ越しシーズンの3月と4月」の繁忙期には光回線事業者が工事に手が回らず、工事の順番待ちになる場合があります。
繁忙期に光回線を依頼すると2か月~3か月程度かかる場合があるので、比較的落ち着いている「6月や9月」に依頼すると、すぐに工事をしてくれることがあるので申込時期には注意が必要です。
光回線に変えるのに時間がかかるので、すぐに今のインターネット通信契約しているのを変更や解除すること避けるべきだといえます。
主な光回線事業者の工事費は以下の通りです。
光回線事業者 | 戸建住宅 | マンション等 |
ドコモ光 | 19,800円 | 16,500円 |
NURO光 | 44,000円 | 33,000円 |
auひかり | 41,250円 | 44,000円 |
ほとんどの光回線事業者は工事費をキャンペーンなどで実質無料にしており、光回線工事費用がかからないキャンペーンを利用するようにしましょう。
しかしこれからまだ引っ越しがある予定がある人や、インターネット通信を光回線からポケットWifiなどに切り替える人は、解約金や撤去にかかる費用も理解してきましょう。
解約金・撤去費用などは光回線事業者によってバラバラなので光回線事業者主要3社の解約金・撤去費用は以下の通りです。
光回線事業者 | 解約金 | 撤去費用 | |
ドコモ光 | 5,500円 (戸建住宅) | 4,180円 (マンション) | 無料 |
NURO光 | 3,850円 (3年契約) | 3,740円 (2年契約) | 11,000円 |
auひかり | 4,730円 (ずっとギガ得プラン) | 4,460円 (ギガ得プラン) | 31,680円 |
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戸建住宅は基本的には電話引込を用意してあるのでそれを利用する、または部屋に繋がっているエアコンのダクトを利用して室内へ配線をします。
しかし光ファイバーケーブルをお家のなかに配線する方法がどうしてもない場合には、壁に10cm程度の穴をあける必要があります。
新たなに穴をあける大きさは10円玉程度なので工事自体は難しくはなく、コーキングや入線カバーなどでしっかりと防水処理もしてくれるので特に心配はいりませんが、賃貸の場合などには大家さんや管理会社に報告する必要があるので注意しましょう。
注意点①でもあったように光回線工事は立ち合いが基本的に必要です。
立ち合いする日、平日なのか土日なのかまたは、夜間なのか深夜なのか年末年始なのかによっても追加料金が発生する場合があるので注意が必要です。
土日に光回線工事を行った場合には、追加費用で目安として3,000円、夜間・深夜・年末年始などは通常の工事費の1.5倍ほどの工事費用が掛かる場合があるので注意が必要です。
追加費用がかかるか一度問い合わせをしましょう。
光回線工事の流れについて説明してきました。
工事自体は難しいことはなく半日程度で完了しますが、光回線を申込んですぐに利用できると思っている人が多く、また光回線工事に立ち合いが基本的に必要なことを知らない人が多く見受けられます。
光回線はネット環境をサクサク快適にしてくれる反面、導入するのに時間がかかるデメリットを押さえて申し込むようにしましょう。