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コバッチ
現役電気工事士/電気施工管理技士
- 電気工事士歴10年以上
- 独学で取得した資格15個
- 年間売上高1億円以上の施工実績
- 売上1億円以上を5年以上継続
- 官公庁・民間など500件以上の工事を経験
現役電気工事士/電気施工管理技士
毎月の電気代に書かれている明細について、知らないことが多いことかと思います。
電気代の計算方法を知っていると実は電気代がおトクになることもあります。
運営者プロフィール・Twitter(@cobacchi_blog)
・電気代は『基本料金』『従量料金』『燃料費調整額』『再生可能エネルギー』4つの合計で求められる
・従量電灯Aは最低料金+α電力量料金
・従量電灯Bは基本料金+電力量料金
・電力量料金の計算方法はkWhで計算する
・電力量料金を知ることで電気代がおトクに
この機会に教えてください。
わかりやすく説明していくね。
電気代の計算方法について、まず電気の供給方法を理解しましょう。『電灯』『電力』があります。
ご家庭の多くが該当する照明器具・家電製品などの電気を使う量が少ない場合の電気の供給方法。
業務用エアコン・大型換気扇・ポンプ・エレベーターなど電気を多く使う際に用いられる電気の供給方法。
ご家庭で採用している人は数は少なく会社や商業施設などで使われ、200Vで動かすものを指します。
この記事は『電灯』の計算方法になります。
電気代に書かれている従量電灯Aって?
従量電灯Aと従量電灯Bの違いはお住まいの地域の料金プランの違いになります。
料金プランは2つ
では次に電気代です。
『基本料金』or『最低料金』と『電力量料金』『燃料費調整額』『再生可能エネルギー』電気代は4つを足した合計金額。
今回は『基本料金』or『最低料金」と『電力量料金』の計算方法を解説します。
その他の項目が知りたい方、電気代の見方がわからない方はこの記事にまとめました。
『基本料金』or『最低料金』と『電力量料金』の計算方法を見ていきます、各社電力量料金は違うので、わかり易い金額を例として計算をしてみます。
【従量電灯A、Bの2つ計算方法】
10kWhの電気を使用したときの計算方法。
・最低料金
最初の8kWhまでが200円
・電力量料金 上記超過分 10円/kWh
200円(最低料金)+20円(2kWh超過分、10円×2kWh)=220円
最低料金+α電力量料金(8kWhを超えて使った電気代)と覚えてね!! 8kWhを越えなければ最低料金のみ。
・基本料金 契約アンペア10A 200円
・電力量料金 最初の120kWhまでは1kWh=20円
200円(基本料金)+200円(10kWh使用分20円×10kWh)=400円
基本料金+電力量料金(使った電気代)と覚えてね!! 契約アンペアは後ほど解説します。
ちょっと難しい、、、、、整理してほしい、、、
図解にしてみました。
次はより具体的に説明をしていくね!
電気代の計算方法を実際にご家庭に置き換えて計算してみます。
簡単な数字で計算していますので、よければ参考にしてみてください。
『節電をして電気代を抑える』=電力量料金(使った電気)を節電するということです。
計算方法の求め方については
kWh=消費電力(kW)×使用時間(h)
これが計算方法になります。
先ほど計算で用いた電気を使用した『10kWh』で説明します。
消費電力?使用時間?kWh?
kWとは家電や照明に使う電気の量のこと。
使用時間は家電や照明を使った時間のこと。
1k(キロ)W=1000W
テレビ≒200W(ワット)
炊飯器≒200W(ワット)
エアコン≒1000W(ワット)
アイロン≒1200W(ワット)
電子レンジ≒1000W(ワット)
電気ケトル≒1000W(ワット)
ドライヤー≒800W(ワット)
ご自宅にある家電のラベルに記載しています。
10kWhを使用することは大げさに説明するとエアコン(1000W=1kW)を10時間(h)連続で使うと10kWhになります。
これはいくらなんでも大げさかな!?
より細かく具体的に上げると
電子レンジ(1kW)を30分使用(0.5h)する日が2日とすると、1kW×0.5h×2日=1kWh
エアコン(1kW)を1時間(1h)使用する日が5日とすると、1kW×1h×5日=5kWh
ドライヤー(0.8W)を30分(0.5h)使用する日が10日とすると、0.8kW×0.5h×10日=4kWh
全て合計すると10kWhになります。
ご家庭の場合使った分だけ電気代が高くなると覚えて大丈夫です。
従量電灯Aの計算方法のまとめになります。
『最低料金』200円
『電力量料金』20円
(最低料金を超えた電気の料金)
『燃料費調整額』-50円
『再生可能エネルギー』100円
電気代の合計 270円
※最低料金と電力量料金以外はあくまで参考値
次は従量電灯Bの方向けに説明します。
従量電灯Aとは違い基本料金として、契約アンペアがあり、電力会社と契約したアンペア数で基本料金が決まります。
契約アンペアが大きいと電気が多く使用でき、小さいと使える電気が少なくなります。
アンペア(A)とは、電流量(電気が流れる大きさ)をあらわす単位で、この契約アンペアが大きいと基本料金が高くなります。
従量電灯Bの場合は、使った分の電気と契約アンペアを確認。
従量電灯Bの計算方法のまとめになります。
『基本料金』200円(契約アンペア10A)
『電力量料金』200円(使用した電気分)
『燃料費調整額』-50円
『再生可能エネルギー』100円
電気代の合計 450円
※関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力などのエリアはアンペア契約による料金制度がない場合もあります。
ここまで電気代の計算方法を説明しました。
電気代は「最低料金」or「基本料金」と「電力量料金」が大きな割合を占め、この部分を見直すと電気代が安くできます。
理解できました~
それはよかった、この機会に電気代を見直してみない?
どんなことですか?
詳しくは別記事に書いたよ!
電気代の計算方法を知っていると、今の電気代が安くことも可能で、誰でも簡単にできる節電して電気代を下げる記事をわかりやすくSTEPごとにご紹介しています!
今の電力会社を乗り換えるときに比較検討ができ電気代を下げれます。その記事がこちら
現在のお住まいのお家がオール電化住宅の方はこちらの記事
電気代の計算方法を意外と知らない方も多かったと思います。
電気代を計算方法を知ることで、節電で電気代を抑えたり、他の電力会社の比較検討ができ、今の電気代より安くなります。
この機会に一度、今の電気代を見直してみてはいかがでしょうか。
コバッチ