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コバッチ
現役電気工事士/電気施工管理技士
- 電気工事士歴10年以上
- 独学で取得した資格15個
- 年間売上高1億円以上の施工実績
- 売上1億円以上を5年以上継続
- 官公庁・民間など500件以上の工事を経験
現役電気工事士/電気施工管理技士
前回に電気工事の仕事内容の簡単な流れをご説明しました。
今回は私が現在も勤めております、電気工事士の管理者はその中で、何をしているのかの記事です。
詳しくは書ききれないのでこちらも簡単に説明していきます。
前回の工事の流れの記事はこちらをご覧ください
決められた工事金額の中から、利益を少しでも残すために、事前にお金をどう使うかを決めておく予算のことになります。
実行予算を組む目的は、工事が完了したあとに儲け(利益)がないとただ働きになってしまいます。
なので事前に仕事が始まる前に予算を組む必要があります。
最初から決めていれば工事が終わった後の反省点としても使えます。
大まかに説明しますが100万円の工事金額だとすると、会社に利益を残す金額を決めてから逆算して予算を組みます。
(今回は利益率20%を残すと仮定)
予算項目 | 金額 |
①照明器具 | 150,000円 |
②分電盤 | 50,000円 |
③作業員工賃 | 500,000円 |
④管理費 | 100,000円 |
合計 | 800,000円 |
利益 | 200,000円 |
作業員が仕事をする為に必要な図面。
管理者が書くいわば作業員(職人)へのメッセージのようなもの!!これがないと仕事ができません。
図面には大まかに2種類あります
設計図と施工図になります
建物を建てるお客様の意向を反映した設計者が書く図面大まかな基本的な図面といえます。
作業員(職人)により細かく伝わるように、詳細な寸法や実際に工事をする時に、必要な情報等を書いている管理者が書く図面
これは一朝一夕では身につきません。
なぜなら電気のことを理解して、なおかつ材料の仕様・用途に合わせて様々な工事を行うのに検討する必要があるからです。
施工図を書く一例としてこんな図面を作成します。
配線図
天伏図
展開図
細かい材料をあげるときりがないので大まかに
材料の手配の目的は材料の種類によって、材料の製作に2週間~1か月ほどの期間がかかるため、あらかじめ使用するタイミングをみて、注文する必要があります。
材料がないと仕事にならないから重要な仕事といえます。
これはそこまで難しいものではありません。
材料を取り付ける日を決定すれば、あとはどれぐらいの製作期間があるかを逆算して、手配するだけになります。
照明器具 製作期間約2週間
3月20日に照明器具取付工事
2週間さかのぼり
3月4日より前に手配を行う
作業員(職人)にどういった順序で、仕事をしてほしいかを管理者が予定を決めておく仕事内容になります。
新築工事をする際には電気工事だけでなく、様々な業者(大工・クロス・左官・塗装)が入り乱れ仕事をします。
なので効率よく仕事をするために、予定を組んでおいてあげるとみんなが気分よく仕事をすることが出来ます。
工程管理をしていないと作業ができない!完成に間に合わない!ということがあります。
工程管理は作業員(職人)と相談しながら決めていく必要があります。
なぜならば人それぞれやり方・仕事の配分等が違うため、よく話し合ってから1人で悩まずに、作業員(職人)と協力してすすめるのがおすすめになります。
こういった工程表を作成するのも作業員さんにはわかり易いです。
工程表
照明器具や分電盤などがキレイに取り付けられているか、不備や汚れなどがないかをチェック作業。
品質管理をする目的は管理者にとって、通知簿のようなものです。
お客様に満足してもらえるように照明器具に汚れがないか、取付に不備がないか等を確認、最終的にお客様にお渡しする前にチェックするための仕事になります。
品質管理を怠るとお客さんから次から仕事をもらえないよ。
品質管理のやりかたはとにもかくにも工事現場にいき、1つ1つ細かくチェックしていくこと。
これにつきます、あらかじめチェック表などを作成すると確認忘れ等がなくなります。
チェック表
管理者の仕事は多岐にわたります、今回は簡潔に説明したのですが、仕事内容はもっと細かいです。
管理者は本当にやりがいある仕事になります、手に職を付けたい方にはおすすめの職業になります。
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