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コバッチ
現役電気工事士/電気施工管理技士
- 電気工事士歴10年以上
- 独学で取得した資格15個
- 年間売上高1億円以上の施工実績
- 売上1億円以上を5年以上継続
- 官公庁・民間など500件以上の工事を経験
現役電気工事士/電気施工管理技士
お家で自分では直せない電気や水のトラブルなどが起きることはあまりありません。
頻繁に起きないこそ『工事費の相場』がわからず工事店の言い値で工事を依頼し、本来の適正費用で依頼することが大切になります。
電気工事費だけでなく水道・ガス工事など1万円以上するものもあり、安い金額ではありません!!
現役の工事店で働く筆者が様々な工事に共通する『工事費』を安くするポイント6選をわかりやすくご紹介します!
『交渉して工事費を安くしたい』という方や『値切るのが苦手』という方まで色んな方に使える方法があるので、ぜひご覧ください。
運営者プロフィール・Twitter(@cobacchi_blog)
交渉して値引きするコツの結論を知りたい方は≫≫こちらをクリック
値引き交渉が苦手だが工事費を安くしたい方は≫≫こちらをクリック
お家の電気工事を解決する「エレマップ」ではその他にもこんな電気工事で困った記事を書いています。
工事費用の内訳を理解しておきましょう。
この内訳を知っていることで電気工事費が高いか安いかの判断がつくようになります。
どんな内訳があるの?
工事費用の内訳は『作業費』『機器代』『運搬交通費』『諸経費』になります。
『作業費』は、実際に作業する人の賃金です。
筆者も勤めている電気工事店の作業する人の1日の賃金は国土交通省から毎年発表がある【公共工事設計労務単価】から求められることが多いです。
なにやらさっそく難しそうな日本語が、、、
作業費のもとになる金額の根拠はなに?っていう認識だけでOK!
【公共工事設計労務単価】から電気工事の作業費は1日18,000円~26、000円です。
公共工事設計労務単価を詳しく見たいかたはこちらをクリック
エッ?!電気工事の作業費ってすごく高くないですか?
家庭の電気工事の場合だと1日に何軒も回れるのでその分作業費が安くなります。
『機器代』は、購入する機器の金額です。
電気工事では【照明・アンテナ・監視カメラ・テレビ】水道工事では【水道蛇口・パイプ・配管部材】などの機器を購入する場合かかる費用になります。
取替や新しく設置するものによって機器代の金額は異なります。
ご自身でネットで購入して作業を依頼する事も可能ですが、 工事店は機器代の分売上が少なくなるので喜んで作業してくれるとは言えません。
『運搬交通費』は、作業する人の交通費です。
電気工事店から依頼されるお家の場所までの交通費を計算すると求められます。
車の場合は『ガソリン代』『高速代』など。
運搬交通費は適正価格で提示されることがほとんどなので、この費用は気にする必要がありません。気になる方はNAVITIMEでガソリン量、高速代が計算できます。
この費用が気になる方は電気工事店~ご自宅までの交通費を調べてみましょう。
『諸経費』は、工事店の儲けです。
『諸経費』など記載がある項目が会社の利益、つまりは儲けになります。
厳密には少し異なりますが、諸経費は数字合わせなことが多いです。
先ほど紹介した3項目『作業費』『機器代』『運搬交通費』+自分たちが欲しい利益(儲け)を加算します、ここを注目しましょう。
値引きできるとすれば『諸経費=会社の利益』の項目になります。
値引きするには『諸経費』を知っておくと少しでも工事費が安くなります。
先ほど紹介した値引きは『諸経費』からというのをより詳しく解説していきます。
諸経費を計算するには、3項目『作業費』『機器代』『運搬交通費』にいくら工事店がかかるのかを計算し、そこから会社の利益『諸経費』を計算します。
文字だけだとわかりづらい、、、
諸経費がどうやって算出されるかはこちら
これを見るとわかるように安くするには『諸経費』が安くできる項目だと覚えておこう。
むやみにやたらに安くして!!ということがないように注意しましょう!どの会社でも儲け(利益)が少なくなることを嫌がります。 「 諸経費を安くして=会社の儲けが少なくなる」
『諸経費』以外に安くできる項目はないのかというと次に目を付けたいのが『機器代』になります。
機器代の目安は、購入する商品の【定価】【メーカー希望価格】を公式HPなどネットで調べ、【定価の場合】6割~8割であれば適正金額と言えます。(あくまで参考)
【メーカー希望価格とは】商品を製造するメーカーや輸入する代理店等が商品について設定した販売参考小売価格
アンテナを例にして適正金額をみてみます。
アンテナ代
【定価】20,000円
【提示される金額】定価の6割~8割の12,000円~16,000円であれば適正価格。
※定価を超える金額が提示された場合は間違いなく『高い金額』だといえます。
メーカー希望価格って金額が書いていない場合はどうすればいいの?
そのときはAmazonや楽天などのネット通販で金額を調べよう。
機器代の目安を知っていれば不当な金額を請求されることはありません。
普段めったに依頼しない電気工事などでは『工事費用の相場』を知る事が大切です。
相場を知っておくことで法外な工事金額を請求されることから防げます。
工事費の相場なんてわからないですよ!!
そのためのコバッチがいるよ!
まず作業費の目安です
【1人作業の場合】
【2人作業の場合】
次に具体的な電気工事の目安になります
※は取付作業費のみ
その他に【家庭での電気工事に困った】で色々な家庭での電気工事について詳しく紹介しています。
電気工事のみならず
『水道工事』『ガス工事』
『家電』『新築購入』『リフォーム工事費』
これらに共通していえることがあります。
最初に提示される金額をそのまま真に受けないでください!
一番最初に提示される金額はあくまで工事店や家電量販店などの希望の金額だからです。
工事店などでは万が一お客さんから値引きなどの交渉があった場合や他の工事店よりも自分のところは安くできておトクですよという余裕を持たせた金額を提示します。
工事費の値段が安くなるので必ず値引き交渉はしてほしいです!
工事費を安くするには相見積もりが必須!
これは電気工事だけに限らず色々な物やサービスにも共通する事です。
相見積もりとは『何かを購入したり、サービスを利用する』ときに同じ内容のものを複数の業者から見積をもらい比較すること
1社だけだと提示された工事金額が適正がどうかがわからないためです。
電気工事の場合は、見積無料がほとんどなので2社、3社の相見積もりをしましょう。
電気工事は安くはない費用がかかります。
工事費に1万円以上かかることもあるので、相見積もりをおすすめしています。
相見積もりをするにはどうすればいいですか?
相見積もりをするときのポイントはこちら
見積する業者に伝えてみましょう!
相見積もりを違う日に依頼すると時間がかかるので、同日同時間で依頼しましょう。
要望を伝え同じ状態で業者に見てもらうことで同じ条件での見積金額になります。
一方的に安くしてほしい要望を伝えるのではなく、他社の金額を提示しましょう。
相手(見積してもらった会社)が納得できる材料を揃えましょう。
工事店は自分の会社に工事を頼んでほしいと思っています、他社の金額を伝えることで値引きして引き受けてくれます!
工事のことでわからないことがあれば積極的を質問しましょう。
電気工事や水道工事などは専門性が高いですが、専門性が高いゆえにお客様にはわかり易く説明する必要があります。
質問した回答が『わかりやすい』『そういうことだったのか』など納得できる工事店に依頼する事で満足度が違います。
親切に対応をしてくれる工事店は万が一のアフターケアなどの対応もしてくれることが多いです。
安さでは選ぶのではなく、納得や信頼できるところに頼むのも1つです。
丁寧さがよかった会社に選ぶのも最適です。
・工事の際は来た時よりもキレイに掃除
・今後の取扱方法を優しく教えてくれる
・工事が終わったあとの説明をきちんとしてくれる
丁寧な対応をしてくれる工事店はこういったことを当たり前にしてくれます。
みなさんの時間は大切見積に1日を取られる必要はないです。
値切るのが苦手な人はどうすればいいですか?
コバッチも値切るのは実は苦手です、、、
値切るのが苦手なかたも必ずやってほしいのは『相見積もり』になります。
値切るのが苦手な方は、相見積もり業者全員に
「一番安かったところに決めます」
と伝え名刺に金額を書いてもらい
一度業者に帰ってもらい後で決める!
一度帰ってもらうんですか?
一度帰ってもらう理由は3つ
『その場で決断しなくていい』
『じっくり検討したい』
『納得した業者に依頼できる』
『家族に相談して連絡します』『工事の日程もあるので後で連絡します』と言えますね。
そうすれば金額も一番安い値段で提示してくれて、対応が良かったところを選べます!
電気工事費を安くするポイント6選をご紹介しました。
電気工事などは頻繁に起きないことなので相場がわからないことばかりだと思います。
ですがご紹介したポイントを知っておくと少しでも費用を抑えて自分の納得できる工事店を選ぶことが出来ます!
電気工事だけでなく『家電』『新築購入』『リフォーム工事費』など多くのことにも共通する内容になっています。
良心的な工事費の価格でより良いサービスを受けましょう!
コバッチ