【お家の火災を未然に防ぐ】火災報知器(住宅用)の簡単にできる取付方法を紹介!

こんな方にお役に立てる記事
  • お家の火災が心配
  • 火災報知器を設置してみたい
  • 業者に依頼するか悩んでいる
  • 自分で設置できるか知りたい
  • おすすめの火災報知器が知りたい

火災は気付いたときには遅く、気付く前に消火活動することでお家の全焼や半焼を防ぎ、大切なお家を守るうえで取り付けておくことは大切な予防対策になります。

お家に「火災報知器を設置する」ことで未然に火災を防ぐことができます。

住宅用火災報知器が設置している場合、設置されていない場合に比べ焼損床面積は半減、自宅に資産価値や修理費用などの損査額は4割減少した結果に。

引用 消防庁

火災報知器は簡単に設置・取付をすることが可能なので、お家の火災を防ぐためにわかりやすく取付方法をご紹介していきます。

  • 電気工事士歴10年以上
  • 独学で取得した資格15個
  • 年間工事の売上高平均1億円以上の施工実績
  • 売上1億円以上を7年以上継続
  • 官公庁・民間合わせて500件以上の工事を経験
筆者の情報
コバッチ

運営者プロフィール・Twitter(@cobacchi_blog

先に結果が知りたい
この記事の結論
  • 電源方式は乾電池タイプを選び、ねつ感知器けむり感知器の2つを使い分けよう
  • マンション・アパートに設置は不要
  • 専門業者に依頼すると設置費用が高い
  • 取り付ける場所を知ったらビスやテープで簡単に取付できる
  • 10年を目安に電池交換が必要
記事の内容

住宅用火災報知器とは

火災報知器は火災を未然に感知し、お家に住んでいる人にお知らせする機能になります。

感知器の種類

火災報知器は『ねつ感知器』『けむり感知器』の2種類があります。

2つの火災報知器の違いについては「ねつ感知器は65°以上に達したとき」「けむり感知器は一定以上充満したとき」に発報する違いです。

住宅用火災報知器の種類
コバッチ

のちほど説明する設置場所で使い分ける必要があります!

電源方式

電源方式は「100Vタイプ」「乾電池タイプ」があり、お家に設置するのは乾電池タイプがおすすめで誰でも簡単に設置することができます。

火災報知器の電源方式「100Vタイプ」「乾電池タイプ」
コバッチ

整理するとお家の火災報知器は電源方式では「乾電池タイプ」
『ねつ感知器』
『けむり感知器』の
2つの種類を使い分けよう。

火災報知器の設置義務

火災報知器の設置義務についてわかりやすく簡単に説明していきます。

火災報知器を設置することを決めるのは消防法に基づきさらにお住まいの消防署が条例などにより設置するかを決めています。

新人くん

僕の実家(戸建て住宅)には火災報知器がなかったな!?
今暮らししているアパートにはある!?どういう違いですか?

コバッチ

結論は「戸建て住宅には任意」「マンション・アパートは必要」なんだよ。※1

※1 例外的に地方自治体の条例により必要な場合があります。

戸建て住宅の場合

消防法の取り決めでは戸建て住宅の場合には2006年6月1日より新築住宅への住宅用火災報知器の設置が義務化になりました。

既存住宅でも2011年5月31日までに設置することが義務化されましたが、戸建て住宅に設置していないご家庭が多いと思います。

新人くん

なぜ設置していないところが多いんですか??

コバッチ

設置しないことでの「罰則」がないことが理由になります!

戸建て住宅に設置の義務化になりましたが、設置しないご家庭に対して「罰則」は設けられていません。

よってお家に設置したい人は設置する、設置したくない人は設置しないという任意の状態。

マンション・アパートの場合

マンション・アパートの場合、共同住宅の扱いになり「延べ床面積500㎡以上の共同住宅では原則設置」になります。

マンション・アパートの場合は1つの場所から火事が起きた場合には全体に燃え移る可能性があることが戸建て住宅より厳しい基準になったと考えられます。

よって火災報知器が設置しているご家庭の場合、さらに増やす必要はないといえます。

新人くん

今ついている火災報知器が壊れたときはどうするんですか?

コバッチ

マンション・アパートでは半年ごとに機器点検、1年ごとに総合点検が消防の指導の元、点検を義務付けられています。
そこで故障や交換が必要な場合「共益費」から捻出されるので交換費用は発生しません。

取付工事を専門業者に依頼してはいけない理由

マンション・アパートの方は半年点検・1年点検をする専門業者と大家さんまたは管理会社が契約しているので交換が必要な場合は、契約している専門業者が交換を行います。

戸建て住宅の場合、専門業者に依頼するのをおすすめできない理由は、お家に取り付ける火災報知器はだれでも設置可能だからです。

新人くん

専門業者に依頼すると設置費用が高くなります!

コバッチ

両親がハウスメーカーに依頼して工事費用が高くなったことがあるのでおすすめできません!

別記事で実体験をつづったおすすめできない理由を説明しています。

ハウスメーカーに騙されるな!両親がカモにされた実体験~感知器取付工事~

火災報知器のおすすめ・取付場所、取付方法

火災報知器を取付を行うにあたり「おすすめの火災報知器」「取付場所」「取付方法」をご紹介していきます。

おすすめの火災報知器

火災報知器を取り扱うメーカーはそれほど数が多くなく「パナソニック」「ニッタン」「能美」「ホーチキ」この4つが大きな火災報知器のメーカーになります。

パナソニックは性能が良いので価格が高く、ニッタン、能美、ホーチキは機能的にはあまり変わらないので、4つのメーカーから選ぶ際は一番安価なもので十分になります

コバッチ

コバッチおすすめはこちら

主な製品の特徴

・自動試験機能付

・10年電池式を付属

・遅延付電池切れ音声警報

・音声と光の警報

・大型ボタン採用

ニッタン 公式

自動試験機能付きで、「電池切れ」「故障」などを自動的にお知らせすることで「点検のわずらわしさ」を失くせるメリット!

電池寿命10年の電池がついているので、新しく電池を買いに行く必要がなく、わかり易いボタン操作と音声と光でお知らせ。

深夜や早朝に電池切れ警報を出にくくする機能は画期的!深夜や早朝に電池が切れたとき「夜中に警報音で睡眠を妨げない」ように朝方や昼にお知らせしてくれます。

火災報知器が必要な場所と取付ポイント

火災報知器が必要な場所は火災を未然に防ぐため「火災が起きやすいところ」に設置することがなによりも大切。

「キッチン」「寝室」「ダイニング」などに設置する必要があります。

火災報知器の取付ポイントは2点!

ポイント
  1. 付場所によって火災報知器を使い分ける
  2. 取付位置に気を付ける

 ポイント① 

火災報知器は2種類「ねつ感知器」「けむり感知器」があります。

キッチンは「ねつ感知器」リビングや寝室は「けむり感知器」

火災報知器の設置場所

キッチンにけむり感知器を設置すると、料理中の煙に反応するので、ねつ感知器を設置します。

 ポイント② 

取付位置を間違えた位置に設置するといざというときに役に立ちませんので重要になります!

  • 天井に設置する場合は壁や梁から0.6m以上離す
  • エアコンの吹き出し口から1.5m離して取付。
  • 壁に取り付ける場合は天井から15cm~50cm以内に取付。

引用パナソニック

熱や煙が充満する箇所は設置する必要があり、エアコンなどは送風によって煙や熱が逃げる恐れがあるためです。

コバッチ

重要なのでおさらい!
キッチンには「ねつ感知器」
寝室やリビングは「けむり感知器」

新人くん

天井に取り付ける場合は壁や梁から0.6m以上離す、エアコンの吹き出し口から1.5m離す。

コバッチ

壁に取り付ける場合は天井から15cm~50cm以内に取付。

取付方法

感知器の取付方法は2つ

『壁や天井にビスで固定』

『両面テープで止める』

ビスで固定する場合、誰でも簡単に固定できるボードアンカーが最適!ボードアンカーを使うことでより強度が増します。

STEP
ボードアンカーを壁に挿入

ボードアンカーとビスを一緒にドライバーや電動ドライバーなどで壁にビスを回しながら固定する。

STEP
ビスを抜く

ボードアンカーが壁の表面まで入ることを確認して、ビスを一度抜く。

STEP
火災報知器を固定
コバッチ

取付方法は再生時間の2:00から説明しています。

コバッチ

動画は電動ドライバーを使用していますが、手締めのドライバーでも使用できます。

『参考動画』

ビスは壁や天井に穴を開けるので、賃貸などで傷つけたくない方は両面テープ最適です。

『両面テープで止める』

ざらざらした壁紙にも取付が可能で、火災報知器は軽く、テープで壁材を傷つけず取付ができます。

『参考動画』

試験方法

取り付けた後に、火災報知器が実際に作動するかの確認作業が必要になります。

ご紹介した商品は1秒程度ボタンを押すだけで正常に動作するかを簡単にテストすることができます。

新人くん

それはラクチンですね!

お家でもできる火災報知器の試験方法

どうしてもそれ以外に実際に動いているかを試してみたい方は「ねつ感知器はライターなどで炙る」「けむり感知器は線香などで煙を充満させる」などをして簡単に試験することができます。

まとめ

火災報知器の取付方法のまとめ

ご家庭に設置する火災報知器は誰でも簡単に取り付けることができます。

火災は起きてからでは遅いです!

予防対策がなによりも大事になります。大切な家族やお家を守るためにも万が一のことを考えて設置することを推奨します。

コバッチ

お家の電気工事を解決する「エレマップ」ではその他にもこんな電気工事で困った記事を書いています。

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著者情報

電気工事士歴10年以上|年間工事の売上高平均1億円以上の施工実績から得た知識でお家の電気についてわかりやすく解説しています。
お家の電気工事|電力会社の比較|電気代を安くする方法|光回線の情報を常にアップデート。

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