【コレでわかった】光回線工事ができない理由と解決法をご提案

お家のネット環境を光回線にしたいと思った人が「お家に光回線の工事ができるのか」を確認してまずは知っておくことが大切です。

実際にいいな､ここにしたいと思った光回線会社があっても､あなたのお家に光回線の工事ができない場合にはどうしようもありません。

光回線会社から一方的に理由もつげられずに､工事ができませんといわれて工事ができない理由が知りたくないですか？

現役電気工事士があなたのお家に光回線ができない理由を戸建住宅とマンション２つとも解説しています､工事ができない理由､試してほしいこと､できないと分かったときの解決法までをご紹介します。

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戸建住宅で光回線ができない理由

あなたのお住まいが「戸建住宅」で､光回線の工事をできない理由としては大まかに３種類あります。

どれもこれも光回線を利用する人で判断が難しいので､工事ができない場合には別の光回線会社や違うネット環境するかしか方法はありません。

①お住まいの地域が光回線のエリア対象外

光回線は､光回線会社それぞれ独自の光ケーブルを張り巡らされた光ケーブル網があります。

会社によって､全国に対応､限定地域のみしか対応していないか差があるので､光回線の会社によってはあなたが住んでいる地域は「エリア対象外」なので､光回線の工事ができません。

例にあげるとNURO光の対応エリアは､全国ではなく下記地域しか対応していません。

光回線を調べるときには､あなたのお住まいが対応エリアに入っているのかを確認しましょう。

②お家まで光ケーブルの配線が引けない

光回線は光ケーブルを利用してネットを使う通信方法なので､光ケーブルがあなたのお家まで配線できなければ光回線の工事はできません。

光ケーブルは「電柱」を使いあなたのお家まで配線しますが､お家の近くに電柱がないと､光ファイバーケーブルを配線することができません。

光ケーブルの配線が引けない＝先ほどの①対応エリア外ということ。

③他人の土地や交通機関の妨げ､国･都道府県･市町村などの許可が必要

あなたのお家の近くまで電柱もある､光ケーブルもあるのに工事ができないことがあります。

電柱からお家までの光ケーブルを配線する場合に下記に当たる場合､許可が必要で配線できません。

他人の土地の上を通る

例えば､他人の土地を上を通る場合には､あなたの光ケーブルの配線があるせいで､新築のお家やマンションが建てられないようになるので他人の土地の上を通る配線ができません。

道路､河川にまたがる配線が必要

道路､河川にまたがる配線がある場合に､道路では道路交通法で電線が配線できる高さはトラックや特殊車両が通れる高さにするように決まっています。

道路も河川も国土交通省が管轄しているので､やむを得ない場合を除き許可が下りることは難しい。

交通障害の妨げになる配線

光ケーブルの配線の影響で､大型バスが通れない､線路をまたがる配線で電車が通れない､電車の通信線の邪魔など､公共の交通機関の妨げになるので配線ができません。

都道府県･市町村の条例に違反する

お住まいの地域によって､各自治体において市町村の条例があり京都でいえば景観条例として景観を損なうための規制がありため配線ができませｎ。

また都道府県･市町村の計画における「商業施設の誘致」「住宅地区」などに影響する場合などにも光ケーブルが配線できない理由として挙げられます。

マンションで光回線ができない理由

あなたのお住まいが「マンション」で､光回線の工事ができない理由としては戸建住宅の条件とはさらにプラスして工事ができない理由が増えてきます。

マンションは戸建住宅と違い､他の人と共同して住んでいる建物なのでマンションごとの独自のルールや制約があります。

①大家さんや管理会社の許可が必要

戸建住宅とは違いマンション･アパートはあなたの所有物ではなく､大家さん(オーナー)やマンションを管理している管理会社の所有物になります。

光回線の工事をすることで建物の評価が下がることや､あなただけでなくマンションに住んでいる他の人の生活にも影響が出ることになるので工事をするときには大家さんや管理会社の許可が必要。

最近ではマンションに住んでいる利用者がネットを多くつかうこと見越して最初から光回線を導入しているマンションも増えていっています。

②部屋まで光ケーブルの配線工事が難しい

あなたのお部屋まで光ケーブルを配線する場合には､配線ルートがない場合や共用部の廊下や階段に剥きだしの光ケーブルが配線があったりするとマンション自体の外観の見栄えがよくありません。

マンションで工事をするには､他に住人の許可が必要であったり､マンションの見栄えをよくするための工事をする必要があるので､工事をする手間と手続きが多いため光回線の配線工事ができません。

③既に他の光回線が導入されている

あなたがネットや評判を聞いて「○○の光回線」にしたいと思ったとしても､マンションに既に他の光回線が導入されているときは工事ができません。

光ケーブルでインターネットに接続する提供をしている､回線事業者は大きく分けると4つあります。

自分が入りたい光回線があったとしても､すでにマンションに導入されている光回線を利用しないといけないことがあるので､大家さんまたは管理会社に確認してみましょう。

フレッツ光回線がマンションに導入されている場合には､フレッツ光の光ケーブルを利用して運営している光コラボレーションの光回線が利用できるので､後々やっぱり違うところに乗り換えたいときの手続きが簡単になるので便利。

光コラボレーションでは､会社によって通信速度は変わらないので「サービス･キャンペーン」の差がだけを比較して選びやすい特徴があります。

おすすめ光コラボレーション「ランキング」

光回線	エキサイトMEC光	enひかり	おてがる光	ぷららひかり	@スマートひかり
おすすめ順位
月額料金 (税込)	3,355円	3,520円	3,608円	3,960円	3,630円
WiFiルーター レンタルの有無	110円/月	1,100円で 購入できる	440円/月	無料	550円/月
上り速度 下り速度 (目安)	239.32Mbps 297.12Mbps	323.71Mbps 325.58Mbps	264.19Mbps 339.07Mbps	204.93Mbps 268.58Mbps	215.80Mbps 251.45Mbps
工事費	無料 (キャンペーン)	2,200円 (無派遣工事)	無料 (12か月利用)	2,200円 (無派遣工事)	無料 (キャンペーン)
初期費用	無料 (キャンペーン)	3,300円	3,300円	無料 (キャンペーン)	無料 (キャンペーン)
キャンペーン	1年間495円割引 工事費･初期費用 が期間限定無料	無線WiFiを格安販売 外出先で使えるWiFi 3泊4日無料レンタル	1か月基本料無料 工事費が実質0円 でんきとセット割	WiFi無料レンタル セキュリティー ソフト2年間無料	工事費･初期費用 事務手数料などが 期間限定無料
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実は光回線ではない？！正体は電話線やLANケーブルかも

マンションに導入されている光回線の通信速度が遅い理由は､光回線の仕組みに注意しましょう。

光回線の通信方式は下記の種類があります。

新築でマンションを建てる場合には､あらかじめ光ケーブルを配線すればよいですが､配線していない場合マンションが建って数年後に光回線にするにはマンションに「電話線」「LANケーブル」を利用する通信方式を採用することがあります。

ADSL､VDSL方式(電話線を利用した)

引用イッツコム

ADSL､VDSL配線方式は､共用スペースにマンション用の電話やTV用のMDF盤などに設置する光回線終端装置までが「光回線」そこから各住戸までの配線はすでに配線済みの「電話線を利用した配線方式」

特徴は､電話線は光ケーブルと比べて速度が遅いのでせっかく光回線にしたところで､通信速度がすごく上がることはないので注意が必要です。

通信速度の差	光ケーブル	電話線
上り最大速度 (アップロード)	1,000Mbps～10,000Mbps	1Mbps～5Mbps
下り最大速度 (ダウンロード)	1,000Mbps～10,000Mbps	10Mbps～100Mbps

LAN配線方式(LANケーブルを利用)

引用イッツコム

LAN配線方式は､ADSL､VDSl配線方式と同じ共用スペースに設置する光回線終端装置までが「光回線」で､そこから各住戸までの配線はすでに配線済みのに「LANケーブルを利用した配線方式」

特徴は､LANケーブルはは光ケーブルと比べて通信速度が少し遅い､また配線の距離によって性能がおちることがあるのでLANケーブルの配線が長い場合には十分な通信速度がでないことがあります。

通信速度の差	光ケーブル	LANケーブル
最大速度	1,000Mbps～10,000Mbps	10Mbps～1,000Mbps
最大伝送可能距離 (通信ができる距離)	300ｍ～40km	100m
光ケーブル LANケーブル 特徴･比較	距離が長くても速度が落ちにくい 大容量のデータ通信に優れている 耐久性が高い､温度変化に強い	距離が長くなると性能がおちる ケーブルが柔らかく断線しやすい 耐久性が低く､屋外は劣化しやすい

ADSL,VDSL,LAN配線方式も､光ケーブルを利用しても途中で電話線やLANケーブルになると､通信速度は光ケーブル本来の速度がでません､これが「実は光回線ではない？！」の正体になります。

光配線方式(すべてが光ケーブル)

引用イッツコム

ADSL,VDSL,LAN配線方式と違い､すべてが光ケーブルなのが光配線になります。

電話線やLANケーブルを利用しないので､光ケーブル本来の強みである高速通信が可能になります。

試してほしいSTEPごとに解説

光回線の工事ができないかもと思ったあなたに試してほしいことをSTEPごとに解説していきます。

いくら考えても人に聞いたほうがすぐに解決するので､考えるよりも行動することが大切です。

工事ができないと思ったときに試してほしい解決方法

光回線の工事ができない場合にどうすればよいかの方法をご紹介していきます。

解決方法としては2種類の方法あります。

解決方法の2種類の方法について､あなたがどちらに向いているかで考えてみましょう。

スマホのデータ通信を無制限	ポケットWiFiを利用する
1人～2人暮らし パソコンなども使う スマホの通信速度が問題なく利用できる	3人～4人家族 外でもネットを使う 家族みんながそれぞれネットを利用する

①スマホのデータ通信量を無制限にする

光回線の工事ができないエリアは､光回線よりもスマホの通信の方が優れている場合があります。

スマホの通信速度が遅い原因は契約しているデータ通信量を超えて､通信速度が低速になる「通信制限がかかる」ことが原因なので､契約している料金プランをデータ通信を無制限にしましょう。

スマホだけでなくパソコンやタブレットでもネットを利用する人には「テザリング機能」を使って､スマホ以外のパソコンなどの端末でもインターネットを接続することができます。

②ポケットWiFiを利用する

家族みんなのスマホ料金プランをデータ通信を無制限に変更すると､スマホ料金が高くなってしまい月々の通信費が高くなってします。

そのときには通信制限なしのポケットWiFiを利用すること､家族みんながネットを利用できて通信費も安くなるメリットがあるので､3人～4人家族の人はポケットWiFiが向いています。

ただし､ポケットWiFiはスマホの通信性能と比べ劣ることがあるので､通信速度が改善するかは利用してみないとわからないことがあるので注意が必要。

スマホ通信･Wifi通信の速度が遅い理由の記事で解説しています。

光回線はお家でしかネットを利用できないことや工事が必要なことに比べ､ポケットWiFiは工事が不要･設定が簡単で､気軽に外出先に持ち運びができ､外でもネットを利用できる点も魅力の１つ。

ポケットWiFiには持ち運びができるモバイルルーターと持ち運びができない据え置き型のホームルーターがありますが､持ち運びができないホームルーターは不便なのでモバイルルーターを選びましょう。

サービス名	GMOとくとくBB WiMAX	ブロードWiMAX	楽天モバイル ポケットWiFi
おすすめ度
データ量制限	無制限	無制限	エリア内無制限
月額料金 (キャンペーン含む)	3,010円	3,010円	3,282円
通信エリア	au回線対応エリア	au回線対応エリア	楽天回線対応エリア
契約しばり	2年	2年	なし
詳細な情報	公式HPはコチラ	公式HPはコチラ	公式HPはコチラ

ポケットWiFiを選ぶ上で大切なのは「データ量制限」「通信エリア」「契約しばり」「利用者の多い時間の制限」などを考慮して月額料金の安さで選ぶことが大切になります。

この記事をみても､いまいち知りたいことが載っていなかったときは？

詳しく知りたいときは､当サイトお問い合わせまたはTwitterからご連絡ください。

光回線を断れた理由や具体的なお家の状態をお聞かせいただければ､微力ながらお手伝いできることができます。

「光回線ができない理由」まとめ

光回線の工事ができない理由は､戸建住宅･マンションと共通して光回線のエリア対象外､光ケーブルの配線ができない､工事がするのに許可が必要。

実際にはいいなと思っている光回線だけがダメな場合もあるので､試してほしいことは全国的に普及しているフレッツ光回線をまず調べてから､実際に光回線会社に事前調査を依頼してみましょう。

光回線がダメな場合の解決方法はスマートフォン通信をデータ通信し放題(無制限)にして､パソコンでも作業したいときにはデザリング機能を使うとパソコンもネットを利用することができます。

家族みんなでネットを利用することが多い場合などにはポケットWiFiを利用することで､家族みんながネットを利用できることでスマホ料金が抑えられて通信費がお得になることもあります。

地域によって光回線よりもスマホ通信の方が電波が良いこともあるので､光回線だけにこだわらず､スマホ通信･ポケットWiFi通信を上手に利用してあなたに合ったネット環境を作っていきましょう。